スガシタの眼〜深層海流を読む 第97回
2006年06月13日
6月12日、ついに待望のワールドカップ第一戦、日本対オーストラリア戦が行われた。
実力ではオーストラリアが上回るという前評判だ。果たしてその結果はいかに!?
まだこの原稿を書いている時間帯では結果が出ていない。
今年は年初から世の中何かモヤモヤとして、絶不調ぎみだ。
まず年初にライブドアスキャンダルが発生、株式市場は急落した。そして6月2日には村上ショック。
新興市場は勿論のこと東京株式市場は一時売りパニックとなった。
景気は回復し、企業業績も好調。しかし、株価の動きは冴えない。その暗雲を吹き飛ばすかのような、日本チームの初戦勝利を全国のファンが祈りテレビや大スクリーンの前で釘付けになっている。
さーて、今年後半の株価の行方はどうであろうか。
ライブドア、村上事件がすっきりと決着がつくまで株式市場の動揺はなかなか治まらないだろう。加えて米国株安、ドル安(円高)ということになれば、株式市場は視界不良の状況になる。
しかし、一方で日本経済はデフレを脱却し、着実に景気は回復しつつあるという見方が有力だ。そうなら短期的に株式市場が乱気流に巻き込まれても株価の上昇トレンドは続く。また、景気サイクルの波とは別に新しいサービス、新しい価格、新しい商品を提供する新興企業の台頭は時の流れでもある。
ライブドアスキャンダルによって新興市場に対する批判的な動きやモラルハザードの粛清はあっても新興企業が今後も日本経済をけん引する。新興企業が社会の変革に挑戦する。
なぜなら今は幕末明治維新、昭和の動乱につぐ、第三の大変革期なのだ。
このような時代には必ず新しいヒーローが現れる。新しい価値観を持った新興企業の若手経営者の中から時代を動かす人物が登場してくるはずだ。
最後に最近の"文化活動"をチョッと報告する。
5月25日帝国ホテルで正午から中央ロータリークラブで「日本経済と株価の行方」と題して講演。
5月26日京都で立命館大学理事会、評議員会に出席。評議員の中に元住友生命の社長浦上敏臣氏がおられて旧交を温めた。
5月30日ラジオNIKKEIに出演。
6月1日ネクストウェア東京支店オープニングパーティーに出席。6月6日銀座うかい亭にて若手オーナー経営者たちと食事会。
ここまで筆を進めていると日本がオーストラリアに逆転され3対1で敗戦が決まった。どうやら日本の予選突破は難しそうだ。世界中から日本チームサポーターのため息が聞こえてきそうだ。
日本チームのワールドカップ完敗ショックからか、翌6月13日平均株価は614円安と大幅に下落。ついに1万4000円の大台も危うくなってきている。
さてそこで気分を入れ替えて今回の注目の本は、
エンターテイメント系では、以前紹介した伴野朗(とものろう)の「霧の密約」があまりにも面白かったので、同じ著者の「ダヴィデの密使」 毎日新聞社
それから、元新橋の売れっ子・千代菊ちゃんこと、フラワーデザイナーの斉藤由美子さんの新刊「花千代の毎日が挑戦日」 三笠書房
帯に林真理子さんの"彼女はいつも見事に変身していく。..."というメッセージが寄せられている。
ビジネス系では
「ライブドア監査人の告白」田中慎一著
私はなぜ粉飾を止められなかったのか ダイヤモンド社
「ゴールデン・サイクル」 嶋中雄二著 東洋経済
「プロフェッショナル広報戦略」世耕弘成著 ゴマブックス
以上
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