スガシタの眼〜深層海流を読む 第89回 2006年02月07日
読書三昧
今回は最近紹介したエンターテイメント分野・注目の本の書評から。池波正太郎著の「剣客商売(けんかくしょうばい)」は面白い。剣客・秋山小兵衛(あきやまこへえ)と息子大治郎の名コンビに麗装の女武芸者、佐々木三冬(ささきみふゆ)たちが織りなす時代小説は読み出すと止められない。剣客商売は新潮文庫でなんとシリーズ16まである。早く全部読み切りたいが仲々そうもいかない。沖縄の最高リゾートホテル、ブセナ・テラスかハワイのハレクラニ、モアナ・サーフライダーのプールサイド辺りで1年のうち2ヶ月ぐらいは読書三昧したいというのが念願のライフスタイルだ。
次に、相場英雄というたぶん新人作家の「デフォルト」も面白かった。日銀金融記者クラブを舞台に軽快なテンポでドラマは進む。一般の読者の方にとっては楽しみながら経済や金融の知識を得ることができる。ただ大沢在昌氏の新作「魔女の笑窪」はチョッと不満足だ。ご承知のように、筆者は"新宿鮫シリーズ"の大ファンだ。最近では「天使の牙」、「天使の爪」なども最高傑作だが、今回の新作は"オオサワハードボイルド"の質が落ちているように思えてならない。「北の狩人」、「帰ってきたアルバイト探偵」、古くは「眠たいやつら」などの主人公や脇役の持つ心地良いキャラクターやユーモアが感じられない。大沢氏の次作に期待したい。
さーてと、新年早々世の中はライブドアスキャンダルで上や下への大騒ぎとなったが、ようやく落ち着きを取り戻しつつあるようだ。今年の景気と株価は年頭にも予測したように強気の展望を持っているが、とに角今は動乱の時代だ。何度もこの稿で解説しているように、50年に1度、100年に1度という大転換期だ。そうした局面では経済異変や大事件が起こりがちだ。なぜなら転換期には旧勢力と新興勢力の衝突、価値観の激変、勝ち組と負け組みの格差拡大など不安な時代背景があるからだ。だからこういう時代には各人の情報力が決め手になる。役に立つ情報をいち早く知って時代の流れを先取りすることこそ成功への道となる。投資家であれ、経営者であれ、政治家であれ、先を読む力、先見性が何よりも大切だ。今年もすでに12分の1が終った。時代のテンポは速い。相場世界では「節分天井、彼岸底」などという格言があるが、今年の天井と底はどの程度でいつごろだろうか!?当るも八卦、当らぬも八卦。連載中の夕刊フジ"経済戦国時代、覇者の条件"で来週、再来週2月13日、20日と2回にわたって株価の先行きをズバリ予測してみたい。乞うご期待!?
追伸
最後に直近の文化活動を報告。
1月27日に大手町JAフォールで株式新聞社主催の講演会。
1月31日の火曜日夕刻、東京国際フォーラムで開催されたシャネルのコレクションショーに出席、パーティーで久しぶりにシャネルジャパンの黒田眞稔副社長に挨拶。
2月1日は東京アメリカンクラブで朝日新聞コラムニストの船橋洋一氏を囲んで夕食会。
2月3日は東京タワーのすぐそばに開店した芝「豆腐屋うかい」で会食。料理も美味しかったが庭と夜景が素晴らしい。招待してくださったH社長に感謝、感謝。
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