スガシタの眼〜深層海流を読む 第88回 2006年01月24日
雪は山堂を擁して樹影深し
檐鈴動かず夜沈沈
閑かに乱帙を収めて疑義を思う
一穂の青燈万古の心
江戸時代の詩人、菅茶山の"冬夜読書"という筆者の好きな漢詩のひとつ。
"真冬の雪が深々降り積った山中の庵で、じっと燃える青い燈の中に遠い昔の先哲の心を思う"というような意味で「一穂青燈万古心」の七言絶句でよく知られている。
1月21日の週末は5年ぶりに東京、首都圏は積雪となった。新年に大雪は政治、経済の異変の予兆という説もある。大雪ではないが世界各地に大寒波が押し寄せている。前回、現在は大転換期であり、そうした局面では経済異変が起こりがちなことに留意するよううながしたところ、"ライブドアスキャンダル"が発生した。まさに、不測の事態がいつ起こってもおかしくない経済戦国時代なのです。しかし、かといって守りの姿勢、消極的な発想ではこの平成動乱の時代を乗り越えてゆくことは難しい。自分なりに明確な目標を持って行動しなければ道は開けない。
筆者の今年の目標は「楽しい事に優先して時間を使う。少しでも身近なところから社会貢献することだ。昨年は夏休みが2日間とか映画を一本も見ていないとかまさにワークホリックだった。今年こそ、映画やコンサート、旅行に行く。ダンスを習う。また大学や地方での講演を増やす。特に、若い世代に金融経済の世界で得た実体験やノウハウを伝えたい。また母校立命館大学のアメリカンフットボール部をもっと応援したい。
さて先週は1月19日に中小企業経営者のための伝統ある勉強会、清話会で講演。翌20日はグランドハイアットホテルで船井財産コンサルタンツ主催の全国経営者会議・新年会で講演。大変好評だったようで、主催者の平林良人社長から『今までで最高のお話だった』とテーブル席までお礼にきていただいたのには恐縮しました。とにかく、講演後多くの方々と名刺交換し、お喜びいただいた。今年は北海道にも九州、長崎、福岡にも講演に出かけるつもりだ。ただし"忙中閑あり"、ゆとりのあるスケジュールで、無理をしないよう心がける。「楽しみ、豊かさ」をいかに追求してゆくかが自分のライフスタイル、ブランドイメージを決定づける。今年も"スガシタブランド"の向上に努めたい。
さてそこで今週の注目の本は、
「ブランドと百円ショップ」 堺屋太一 朝日新聞社
「魔女の笑窪」大沢在昌 文芸春秋
スガシタ文庫から
「剣客商売」 池波正太郎 新潮文庫
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