スガシタファイナンシャルサービス株式会社
会社概要 業務内容 案内図 お問い合わせ HOME
 
メールマガジン
  概要
バックナンバー
   
菅下清廣プロフィール
  菅下清廣スガシタファイナンシャルサービス株式会社代表取締役社長
 
 
バックナンバー
 
スガシタの眼〜深層海流を読む 第87回     2006年01月10日

読者の皆様、明けましておめでとうございます。良いお正月をお迎えになったでしょうか。筆者は赤坂、東急キャピタルホテルに隣接する日枝神社に参拝。破魔矢や商売繁盛、家内安全のお札をいただきました。昨年は12月21日まで大阪の北浜証券取引所、会議室で講演。当日はアルデプロ(8922 マザーズ)の企業説明会があり、その冒頭に「2006年の日本経済と株価の行方」と題して熱弁?をふるいました。当日は、年末にもかかわらず、会場に入りきれないほど多くの方々にご出席いただき有難うございました。

連載中のダイヤモンドザイ"株データブック増刊号"や株データブック全銘柄版の巻頭でも今年の株価の行方を予測をしているのでご参考にしてください。基本的には今年の株価に対しては強気です。平均株価の目標値は2万円〜2万2000円を今年の高値と見ています。時期は早ければ4〜6月の年央にも2万円の大台を突破をするか、あるいは少なくとも2万円に接近するという展開を予想しています。株価上昇のスピードや史上最高の出来高、売買金額から過熱ぶりを懸念したり、株バブルといった見方で弱気も増えていますが、筆者は今年は大方の予想を上回る株高になるものと思っています。十年以上続いた、債務(融資)、雇用、設備投資の3つの過剰の解消、日本企業だけでなく日本人の心の構造改革が進み、また、ITなど新興企業の台頭など、今日本経済は50年に一度、100年に一度という大きな転換期を迎えています。
今年の年賀状にも書きましたが2006年の株式市場のテーマは2つ。「デジタル元禄時代の到来」、と「国富回復=デフレ脱却」です。以前から解説しているように、デジタルコンテンツ関連や個人消費、内需関連の中から今年も新興株のヒーローが多数現れるはずです。またトヨタに代表される製造業や不良債権に苦しんだ銀行、流通、商社など大企業も久方ぶりに復活しています。したがって、少なくとも前半は株価と景気は好調を持続するものと予測します。

年後半は9月のポスト小泉に誰がなるか、秋の米国の中間選挙の行方など政局がらみの展開となります。
さて、今年は戌年です。相場の世界では"犬わらう"といって縁起の良い年です。しかし、現在は大転換期であり、そうした局面で起こりがちな経済異変、不安定な時代背景には引き続き留意が必要です。どの分野でも競争は激しく、勝ち組負け組みという二極化社会です。ですから株価や景気が好調の見通しのもとでも油断できない風潮が続きます。たとえばソニーのような大企業を標的にした敵対的買収が起こったり、政局混乱や国際紛争などによる一時的な株価急落があったりしてもおかしくありません。ただそのような予想外の展開になっても驚かないような心構えが必要です。「年末年始」のテレビ番組を見ても、NHKの大河ドラマは司馬遼太郎原作の『功名が辻』、また年始には井上靖原作の『風林火山』など戦国物が多く見られ今の世相を現しているように見受けられます。古人いわく『治にいて乱を忘れず』を肝に銘じる年でもあります。


さてそこで今回の注目の本は、
「増税が日本を破壊する」 菊池英博 ダイヤモンド社
「デフォルト」 相場英雄 ダイヤモンド社
「ディープ・スロート 大統領を葬った男」 ボブ・ウッドワード 文藝春秋
エンターテイメント系では石田衣良さん新作 「愛がいない部屋」 集英社

本年も皆様方のご多幸をお祈り致します。
平成十八年一月十一日

Sugashita Financial Service Ltd.