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スガシタの眼〜深層海流を読む〜第59回 平成16年11月09日
ブッシュ再選と今後の行方
11月2日はブッシュかケリーか米国の次の大統領がどちらになるかで世界中の耳目をひきつけた。結果は最後にオハイオ州を制したジョージ・ウォーカーブッシュ氏が再選された。日米同盟と郵政民営化が旗印の小泉首相は内心大喜びだろう。これでまた当分政権の基盤は揺るぎそうに無いからだ。相変わらず支持率も高い。なんと言っても対抗馬が見当たらないという強みを持っている。デフレ不況が続き、景気や株価が冴えない展開でも小泉人気は続く。そこでブッシュ再選後の世の中の行方はどうなるか。おそらく中東情勢はますます緊迫化し、混乱の度を強めるであろう。イラク以外の地域での新たな戦争勃発さえありうる。特にサウジアラビアが不安定化する可能性が高く、その結果石油価格の上昇、あるいは高止まりが予想される。米国の貿易赤字、財政赤字は一層膨張し、いずれドルの切り下げ(円高)が行われる。また、大統領選後の米国の景気と株価は減速するというのが過去の経験法則だ。以上のような内外の状況から見て日本の政治経済も2005年は何かと波乱含みの動きとなり株価の見通しも楽観できない。昨年4月から今年の前半までは株式市場は久方ぶりの晴天だったが、今から来年の前半は雲のち雨のような天候が予想される。小雨で済むか大雨となるか今の段階ではまだ見極目がつかない。どちらにしても日本の景気と株価は当分良くて一進一退、場合によっては下方修正、低迷局面を迎えそうだ。しかしそういう悪天候の中でも増収、増益を続ける元気印の企業も多数現れつつある。いつも言っているように新興企業を中心にデフレでも儲かる会社、デフレをチャンスとする企業が台頭してきているからだ。そこで東京、六本木辺りに新興企業の若手経営が集まる会員制倶楽部を作ろうと計画中です。トップレベルの情報と人脈を持つ集団が知恵を出し合うことが出来れば少しは世の中を良い方向に変えることができるかもしれない!?
<今週の注目の本>
「大統領たちの通信簿 アメリカ人も知らないホワイトハウスの真実」コルマツク・オブライエン著・平尾圭吾訳(集英社インターナショナル)2004年8月31日第1刷
経済エンターテーメント分野では
「アジアの隼」黒木亮著(祥伝社)
"楽しみながら国際金融がわかる"
日経新聞で「化身」、「失楽園」以来、久方ぶりに渡辺淳一氏の「愛の流刑地」の連載が始まったので渡辺ラブラブ文庫より一冊オススメ、「メトレス 愛人」(文春文庫)。
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