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スガシタの眼〜深層海流を読む〜第52回 平成16年07月27日
暑中お見舞い申し上げます。
連日30度を越す熱帯夜ですからクーラーの当たりすぎや寝不足で夏バテになりがちです。皆様如何お過ごしでしょうか。先週末は友人の寺田倉庫会長の寺田さんから三浦半島の小網代(こあじろ)にある海の家にご招待いただき、行ってきました。ヨットで海に出るとなんともいえない潮風がそよそよと吹いており、陸の熱さをひと時忘れることが出来ました。また、夕方には地元の海の幸でバーベキューを楽しみ、充分気分転換することができました。寺田さんや一緒に参加していただいた方々に感謝、感謝。さて、話は変わりますが、昨年12月ベンチャー企業経営者のNさんから是非各界一流の講師のお話しを聞き、質疑応答できるような経営塾をやってもらいたいという依頼があり、MTスクールという勉強会をスタートしました。7月の講師は某日銀首脳。6月の日銀短観の内容をわかりやすく解説していただき大変参考になりました。大企業だけでなく、中小企業も含めた景況感が上向きになっていることや、今年になってから企業の設備投資意欲が旺盛になっていることからかなり日本経済の展望は明るくなっている。しかし、依然として個人消費は思ったほど伸びていない。また、産業構造の変化もあり、マネーサプライも伸びていない。つまり、景気はよくなっているが、個人のサイフのひもは相変わらず固く、銀行の貸し出しも増加していないというわけです。猛暑到来でエアコンをはじめ液晶、プラズマ薄型テレビなどデジタル家電が売れ行き好調らしいが、本格的な景気回復を確認するまでには至っていない。それを株価が見事に証明している。発表される景気指数や企業業績が好調にもかかわらず、平均株価は1万2000円という"デフレの壁"を前にこう着状態に陥っている。新興市場も利食い売り(利益確定の売り)が先攻して急落するものも目出つ。株価はすでに天井圏にあるのか、いや暑い夏をしのげば業績好調を反映したあらたな株高相場が待ち受けているのか判断の難しいところだ。筆者は日本のデジタル産業革命進行の流れに変わりはなく、新興市場がけん引役となった株高トレンドが続くと考えている。どちらにしても既に世の中は夏休みモード、充分英気を養って年後半に備えたい。
<今週注目の本>
「池袋ウェストゲートパーク」で有名な石田衣良さんのおすすめというので読んでみた。
「珈琲相場師」ディヴィット・リス著・松下祥子訳(早川書房)
経済書では、 「平成デフレの終焉」メリルリンチ日本証券チーフアナリスト・イェスパコール著(実業文日本社)
「ブランド大繁盛」堺屋太一著(NTT出版)
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