スガシタファイナンシャルサービス株式会社
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菅下清廣プロフィール
  菅下清廣スガシタファイナンシャルサービス株式会社代表取締役社長
 
 
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スガシタの眼〜深層海流を読む〜第51回     平成16年07月13日

今回はなんと言っても参院選の結果をどう見るか。3年前に小泉政権が誕生した時には誰もが"構造改革"に期待した。しかし、目標の51議席にはいたらず、49議席と伸び悩んだ。朝日新聞は一面で自民党敗北と報じた。他の主要各紙も自民不振とか自民伸びず、民主党大躍進という見出しであった。年金問題など難問山積みの中で善戦したという見方もあるが、小泉首相の改革路線もやや色褪せた感じとなった。国民の高支持率を背景にした政権運営だっただけに今後の求心力の低下は避けられない見通しだ。恐らく9月に予定されている内閣改造で思い切った人事を行って人心一新を打ち出してくることになろうが、果たして人気挽回に成功することができるであろうか。幸運にも参院選挙前には景気も回復し、株価も上昇した。しかし、もし10月以降、株価が下落し、景況感が悪化するようなことになれば小泉人気はますます凋落し支持率は低下することが予想される。ここはなんとしても景気と株価の上昇が続いて欲しいところだが、果たして小泉さんの運の強さが続くかどうか。もし小泉さんの支持率が下降してももう選挙がないんだから大丈夫という人がいるかもしれないが、そうはいかない。前任の森喜郎首相がハワイ沖での水難事故の報を受けてもカウボーイハットをかぶってゴルフに興じていたという報道に止めを刺されたように不人気の首相に明日はない。国民の世論やマスコミの論調というものは一度走り出すと止まらない。3年前の選挙の時のように小泉首相が街頭に立ってももはや「純チャーン」という黄色い声は飛んでこない。政治家小泉純一郎にとって残された2年余の人気がイバラの道となるか、有終の美を飾ることになるのか、大変興味深い。折しも株式市場では昨年4月末の平均株価7607円で株価は底入れしたという見方が有力になりつつある。バブル経済崩壊後からなんと14年目の出来事である。もし、株価が底入れしたならいずれ近いうちに地価も底入れする可能性がある。それに呼応するかのように日本のデジタル産業革命が進行するようならいよいよ日本経済のテイクオフ(離陸)の時が近づいている。メリルリンチ証券シニアエコノミストのイェスパーコール氏は「The real thing, Japan」"日本復活は本物!?"というレポートを出した。

<今週注目の本>
久しぶりに大沢在昌氏の新刊「パンドラアイランド」(徳間書店)が出た。
それに中曽根康弘著「自省録」(新潮社)に注目。第2章、第3章の人物月旦は特に興味深い。
あと、経済書では「新円切替」(光文社)。
英語のタイトルは「THE DAY YEN COMES BACK TO PAPER-国家破産で円が紙くずとなる日-」

追伸: 今の世の中の見方はいよいよデフレが終わり日本経済復活の時が近づいているというポジティブな人たちと円が紙くずとなって日本は破滅するというネガティブな人たちに分かれます。さて、皆様方の見る日本の未来像は!?

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