スガシタファイナンシャルサービス株式会社
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菅下清廣プロフィール
  菅下清廣スガシタファイナンシャルサービス株式会社代表取締役社長
 
 
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スガシタの眼〜深層海流を読む〜第50回     平成16年06月22日

国家ブランドのスクラップ・アンド・ビルド この連載もついに50回目の節目を迎えた。50回記念として"国家ブランド"について考えてみたい。今回の"国家ブランドのスクラップ・アンド・ビルド"という見出しは筆者の注目する投資戦略家(インベストメント・ストラジスト)ピーター・タスカ氏の著書「日本の大チャンス」から引用した。その著書の中で彼は今の日本政府は日本という国家ブランドのスクラップ・アンド・ビルドに積極的に取り組むべきだろう。トップダウンではなく国民が自信を持てる将来像を描き出す。<中略>世界でもまれに見る経済成長と大量生産、大量消費社会は、日本という国を世界でも非常に印象の強い国にしたブランドを作った。平等性、安心感、確実性重視、受験戦争、履歴書、団体旅行、集団体操などグループ型社会、大きなグループの同質を大切にする社会というブランド。だが、ピーター・タスカ氏は社会の現実は今ブランドとは大きくかけ離れた。むしろ、安心と安全を優先するより、不安と不確性の中でたくましく生き、複雑さとダイナミックを兼ね備え、乱雑でさまざまなものが入り混じったまるでおもちゃ箱のような社会。会社に絶対的な忠誠を示すサラリーマンより、自分の趣味やアイディアに絶対的な忠誠を示す「オタク」。銀行の頭取よりゲームソフトのディベロッパーたち。<中略>オーストリアの経済学者、シュンペーターの創造的破壊論によれば、不況のなかで次の大躍進のエネルギーが蓄積されるという。−以上はタスカ氏の著書の第9章のごく一部を要約したものだが、今まさにこの日本という国家ブランドのスクラップ・アンド・ビルドが問われている。歴史をさかのぼればわが国はもともと海洋国家であり、日本民族は冒険心に富む人々の集まりのはずだ。ひとりひとりが起業家精神にたちかえって、たとえ何歳になっても新しいビジネスを興す情熱を失わない。確か、ケンタッキーフライドチキンを創業した人は60代か70代だったはずだ。また、女性の起業家や専門家(エキスパート)も続々出てきて欲しい。一方、リストラで失業したり、会社を倒産させたりという不運に見舞われても、その試練を充電するチャンスと考える。明治維新の大改革はトップダウンだったが、21世紀の国家ブランドの改革は国民一人一人の手によってつくられる。新しい国家ブランドは起業家精神に満ち溢れた黄金の国"ジパング"の出現ではないだろうか!!

<今週注目の本>
ピーター・タスカ氏の作品を3点。
「日本の大チャンス」講談社(1999年7月15日初版)
「カミの震撼する日」講談社インターナショナル(2002年7月5日初版)
「不機嫌な時代」講談社(1997年1月20日初版) それぞれ読み比べてみると面白い。
新刊書では「なぜ日本は行き詰まったか」森嶋通夫著(岩波書店・2004年3月19日初版)

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お便りありがとうございました。お金がなくても社員がいなくても知恵とアイディアでチャンスがある時代です。皆様方の益々のご健闘をお祈り致します。

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