スガシタファイナンシャルサービス株式会社
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菅下清廣プロフィール
  菅下清廣スガシタファイナンシャルサービス株式会社代表取締役社長
 
 
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スガシタの眼〜深層海流を読む〜第38回     平成15年12月26日

<平成16年を占う>
平成15年も残りわずか、そこで来年はどんな年になるか占ってみよう。
まず第一に株価の見通しはどうか。お正月も近いことですから恒例の干支から入ってみる。
今年は未年。来年は申年。相場世界の格言では「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄…」と続く。つまり、未(ひつじ)の年の今年は辛抱、来年の申(さる)年から株価は動く。平成18年の戌(いぬ)年の頃は株価暴騰で笑いが止まらない、ということになる。
また阪神タイガースの優勝の次の年から株高が始まるというジンクスもある。前回優勝は85年、翌年の86年から4年間株価は上昇し、89年末に歴史的天井、3万8915円をつけた。さあー今回はどうなるか。
他にも米国では大統領選挙の年の株価は高いというジンクスもある。
今は自衛隊のイラク派遣で日本もテロの標的になるのではという心配で株安を予想する人も多い。
しかし、一方で昔から「近い戦争は売り、遠い戦争は買い」という兜町の言い伝えもある。
では、筆者はどう考えるか。ズバリ、今年と同じような動きになる。平均株価の大幅な上昇は望めない。
一方でデフレの勝ち組みを多数擁するジャスダック新興市場は続伸する。
今年の東証1部平均株価の安値からの上昇率は48%。ジャスダック平均は60%強。だから来年の安値を9000円前後と考えれば少なくとも来年前半の高値は30〜40%アップの1万2000円プラス・マイナス500円というところか。
ジャスダック平均はおそらく早い時期に新値を更新し、いずれ1800円のフシ目を突破するような大相場がやってくるのではなかろうか。そのけん引役はいうまでもなくデジタル産業だ。果たして第2、第3のヤフーが登場するか。
また、デフレでも売り上げを拡大している消費関連も面白い。どんな会社があるかというと、デジタル産業ではワコム、フィールズ、ドワンゴ、カカクコム、エッジ、インターネット総研、ウィンテスト、ベリサインなどなど。新興消費関連ではモック、ヴィレッジバンガード、テイクアンドギヴニーズ、ゲオ、アップルインターナショナル、カッシーナ、コメ兵、大黒天など数え上げればきりがない。とにかく、ジャスダック新興市場は宝の山だ。勿論、ハイリスク・ハイリターンでもある。

閑話休題

さて、来年のNHK大河ドラマは新撰組と決まっている。SMAPの人気者香取慎吾さんが主役の近藤勇をやることでも話題になっている。既に各地で新撰組ブームが起こっているという。
また、来年は日露開戦百周年にもあたる。百年前の今ごろ明治政府の首脳が当時の超大国ロシアに国運を賭けた開戦を決意した。翌明治37年(1904年)2月4日、日本はロシアに国交断絶、宣戦布告を行った。
色々歴史を振り返ると、あれやこれやで平成16年は株価も世の中もひと言でいって「波乱」の年になるものと予測する。 そこで古人曰く「波高きは天底の兆しあり」。これは波乱は相場や時代の転機を予兆するものであるという格言である。
今回はちょっと固い話しになったかもしれませんが、読者の皆様もどうか心安らかに良い年を迎えられますようお祈り申し上げます。

<今週注目の本>
今週注目の本は、歴史に興味のある方に陳舜臣著の「曹操」上・下(中央公論社)1989年初版。
「清平(平和時)の姦賊、乱世の英雄」と評された魏の曹操の物語。
エンターテーメント系でリラックスしたい方には、石田衣良さんの最新作
「池袋ウエストゲートパーク4・電子の星」(文藝春秋)。
政治のことをもっと知りたい方には「老兵は死なず」野中広務 全回顧録(文藝春秋)。
経済分野では「エコノミストミシュラン」が面白い。
エコノミストの野口旭氏他共著(太田出版)。

以上、今回は年末ということもあって歳末大サービスの精神で色々勝手なことも書きましたので平にご容赦を。

Sugashita Financial Service Ltd.