スガシタファイナンシャルサービス株式会社
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菅下清廣プロフィール
  菅下清廣スガシタファイナンシャルサービス株式会社代表取締役社長
 
 
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スガシタの眼〜深層海流を読む〜第37回     平成15年12月09日

いよいよ平成15年も終わりに近づいた。今年も何とか平穏無事に過ごすことができた。
この波乱の時代に健康を維持し、順調な日々を過ごすことができたのは幸福である。 私は毎朝5時に起床している。師走の早暁はさすがに冷え冷えとしている。 TBSラジオから流れる生島ヒロシさんの「おはよう一直線」を聞きながら朝の作業を始める。 まず入浴、それから6つの新聞に目を通す。 今朝は朝一番にラジオでいしだあゆみさんの「ブルーライト・ヨコハマ」を聞く。 懐かしいメロディーに眠気が覚める。 それにしても毎朝5時から放送を続ける生島ヒロシさんのバイタリティは大したものだ。 よほどしっかり健康管理に注意しなければできることではない。 生島さんは私の勉強会である「未萌会(みほうかい)」の常連メンバーでもある。 6時になるとテレビの12チャンネルで前日のニューヨークの株価の動きやニュースを見る。 さて、最近の話題と言えば、日本の自衛隊のイラク派遣の問題だ。 既に外交官2人が亡くなられ、犠牲者が出ている。 小泉純一郎首相は来年2月までに1100人の自衛隊を派遣する予定だ。 それに対してテロリストは東京中心部への攻撃を予告している。 派遣賛成派は「テロに屈するな、日米同盟堅守」がうたい文句になっている。 派遣を強行すれば更なる犠牲者が出る可能性は高い。 また、首都東京がテロの目標になることは間違いない。 このままでは来年、平成16年は大変な1年になりそうだ。 日本人の誰もが平穏無事というわけにはいかない。 何しろ紛争の根源は何千年も前に遡る。 アラブとイスラエルの戦いは今も続いている。アメリカはこの歴史的な宗教戦争に深くかかわっている。だから日本は決してこのアラブ対アメリカ・イスラエル連合の戦いに係わってはいけない。中立を守り、双方の和解、平和的解決に貢献すべきである。アメリカとの同盟は重要だが、アラブを敵にしてはならない。だから自衛隊の派遣はあくまでイラク国民のための人道援助に徹すべきである。もし自衛隊の派遣が占領軍とみなされるなら取りやめるべきだ。日本は医療部隊の派遣に徹するとか戦後のイラクの教育施設やインフラの復興を支援する姿勢を明確にし、アラブの敵ではないという具体的なメッセージを送るべきである。米国も今はアラブと戦っているわけではない。世界のテロリストと戦っているはずだ。イラクを放置すればテロリストの巣窟になるという考えも分かるが、できるだけ早くイラクの人々の手に主権を返すべきである。そしてフランスやドイツが主張しているようにイラク復興はやはり国連が中心になってやるべきではなかろうか。そうでなければ憎悪が憎悪を呼ぶ果てしなき戦いが続くだけだ。日本はこの戦いのどちらにも組すべきではない。「日米同盟は日米同盟でしっかりやる、イラクの復興は国連中心で!!」と小泉首相はなぜ言えなかったのか。かつて評論家の福田和也氏が「総理の値打ち」という著書で歴代首相を採点したが、小泉首相の評価は最低点に近い29点であった。ちなみに29点とは「明確に国を誤り、国家社会に重大な危難をもたらした。もしくは後世に多大な弊害を遺した」とある。歴代首相の中で小泉首相より評価が低いのは日本を太平洋戦争に導いた近衛文麿首相ぐらいである。こうなると福田氏のけい眼に敬意を払わざるを得ない。小泉首相は間違いなく国益を損し、日本国民に重大な禍根を残そうとしている。

<今週注目の本>
そこで今週の注目の本は、福田和也シリーズとしたい。
「総理の値打ち」(文藝春秋)
「日本クーデター計画」(文型春秋)
「いかにして日本国はかくもブザマになったか」(文藝春秋)
「新・世界地図」(光文社)
「贅沢入門」(PHP)
「作家の値打ち」(飛鳥新社)

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