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スガシタの眼〜深層海流を読む〜第33回 平成15年10月07日
今年は年初からジャスダック、新興市場の成長株に注目。夕刊フジ、毎週月曜日「株で痛快に儲ける方法」、月刊誌ダイヤモンドZaiの袋とじ「原宿投資研究所」で多数の新興ハイテク株、新興生活産業株を推奨してきた。百発百中の的中率といいたいところだが、およそ打率は7割近いということでダイヤモンドZaiの担当の方からもお褒めの言葉をいただいた。また、スカイパーフェクトTVch766で「ワザあり菅下清廣の株式道場」もこの9月でめでたく放送1周年となり、前回1年間の成績が番組の中で発表された。過去1年間に毎月3銘柄、合計36銘柄を取り上げ、これまた的中率は約7割であった。ちょっと出来すぎかなあと思うが、株式相場の流れというか方向性をピタリと読み当てたことは確かだ。これは何と言っても証券界の諸先輩や外国人投資家の友人など人脈と情報に恵まれたお陰である。特に5月以降、外国人投資家が積極的に日本株に投資し、毎月1兆円を上回る買い越しとなった。円高、金利上昇にもかかわらず株高期待は一層高まっている。経済理論どおりなら円高は日本の輸出産業にダメージとなり、金利上昇は景気回復に冷水を浴びせることになる。しかし、株式市場はまさに理外の理だ。円高、金利上昇は今回の場合"BUY
JAPAN"。景況感の改善、株の先高観によってむしろ日本株買いの要因となっている。逆に言えば円急騰と長期金利の上昇懸念が続く限り、株高は止まらないと言える。東証1部市場も平均株価1万2000円あたりをめどに上昇するだろうが、それよりも持合解消売りや年金の代行返上売りなどの需給圧迫要因のないジャスダック、新興株の快進撃が予想される。ワコム、フィールズ、ドワンゴを新興ハイテク御三家として、連載中のコラムで早くから推奨したが、3銘柄とも9月末の大幅株式分割後、暴騰している。ほかにもヤフー、インターアクション、ストロベリーコーポレーション、マーベラスエンターテーメント、ウィンテスト、また新生活関連ではインボイス、フルキャスト、グッドウィル、モック、ゲオ、幻冬舎、ドクターシラボなど大ヒット銘柄続出だ。以上のような銘柄を再三、講演会でも紹介してきた。いよいよ日本初の情報通信革命が始まっている。日本の強みは情報家電であり、ケータイ(携帯電話)関連ビジネスである。先頃、坂村健東大教授が中心となって開発した「いつでもどこでも使えるコンピューターの基本ソフト(OS)"トロン"がパソコン向けOS"Windows"で圧倒的な強みを持つマイクロソフト社と次世代の情報家電向けOSを共同開発することで合意した。トロンとライバル関係にあったOSの巨人マイクロソフトが軍門に下った日でもあった。これを見てもついに日本が欧米主導のIT革命にキャッチアップし、いずれ追いつき追い越せという流れになることは容易に想像できる。2004年はジャスダック新興市場がけん引役となって日本のデジタル革命を反映した業績相場が本格化する可能性が高い。今や小泉首相の構造改革がどうなろうが、ほとんど関係ない。日本経済のソフト化、サービス化が劇的に進む。そして、新しい時代をリードする新興企業が奔流となって旧来型の全てのものを押し流すことになるだろう。
<今週注目の本>
本田健著「ユダヤ人の大富豪の教え」(大和書房)
木村政雄著「五十代から捨てて勝つ」(PHP)
いずれも読みやすく頭をフレキシブルにする。
エンターテイメント分野では
福井晴敏著「TWELVE Y・O」(講談社)
「忘国のイージス」で話題の作家だが、とにかく面白い。
注)前回ご紹介した、藤原緋沙子著「雁の宿-隅田川御用帳」は廣済堂文庫です。
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