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スガシタの眼〜デフレ不況突破!勝利の3法則〜第22回 平成15年4月22日
「1個10円で空間貸します」は、いかが。月島倉庫社長、北川洋子さん(68歳)の言葉だ。4月19日付けの朝日新聞朝刊土曜日のビジネス面(BE
ON SATURDAY)は毎回ユニークな人物をインタビューしていて読むのが楽しみだ。今回の北川社長は東京の下町で、160人の社員を率いる。父が築き、なくなった夫が切り盛りした会社を引き継いで10年になる。資本金2億円、2002年3月期の売上高は76億7000万円。保有する倉庫の床面積は合計約28万u(東京ドーム6個分)あり、業界では中堅規模。(以上紙面より引用)倉庫業界もバブル崩壊で大企業の倉庫使用が激減。そこで北川氏はバブル後もうまくいっている企業を研究。「個人相手」、「少量で複雑な要望にも応じる」、「インターネットを使う」の3つがデフレに勝つ要素だと分かる。そこで「DAY-SOKO」という新ビジネスを始めた。ミカン箱1個、1日10円から預かる。個人だけでなくベンチャー企業やSOHO(在宅事業)と客層は広がっている。リピーターが多く売り上げは伸びつづけている。既にあるトランクルームとの違いはトランクルームがコインロッカーだとすれば「DAY-SOKO」はダンボール箱何個でも何日間でも預けたい分だけ預けられる。荷物の大きさや預ける期間に融通が利く有料クロークだという。デフレ不況の中で大企業がリストラし撤退を余儀なくされている時代にこの人は独自のアイディアで前進しようとしている。今、ビジネスの世界や株式市場では勝ち組みと負け組みの差が鮮明になりつつある。成功しているビジネスリーダーは例外なく新しい発想、ユニークなアイディアの持ち主だ。そして自分流の哲学があり行動力がある。先日、TBSラジオで毎朝5時から始まる生島ヒロシさんのラジオ番組に登場した幻冬舎の見城徹社長も全力を尽くして努力して達成できない目標はないと言い切った。そこには他人の何倍もの努力をしているという自負と行動力が裏付けになっている。日本の景気と株価は未だ低迷しているが、その中でも売り上げや利益を毎期伸ばし続けている企業が多数出てきている。その勝ち組みの勝利の法則は「個人相手」、「少量」、「ネット活用」と前述の北川社長が教えてくれている。
<今週注目の本>
お待たせ!大沢在昌氏の近著「秋に墓標を」角川書店。
「新宿鮫」ほどの興奮はないが、前作の「砂の狩人」より面白い。
経済関係ではドイツ人エコノミスト、リチャードヴェルナー著の「虚構の終焉」PHP出版
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